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トライアンフ ニュース
トライアンフ・ボンネビルシリーズが生まれ変わって新登場
新世代のTriumph Bonneville
より美しく、よりパワフルに、そして、より機能的に
このたび、トライアンフ モーター サイクルズ(本社:英国ヒンクレー)では英国の都市、ヒンクレーでトライアンフが再出発して25年目の今年、10月28日(英国時間)に、ロンドン「ExCelエクセルホール」において1200人以上の世界各国のディーラーと共に、水冷エンジンプラットフォームを搭載しフルモデルチェンジを果たした次世代ボンネビルシリーズの発表を行い、盛大にその誕生を祝いました。
エキサイティングな5車種の次世代Bonnevilleシリーズの誕生です。
(今回日本にはそのうちの3車種を導入予定)
※スペックや価格、発売時期、そのほかに関しては11月19日のEICMA (ミラノショー)以降、随時公表の予定です。
発表されたのは、Street Twin、Bonneville T120、T120 Black、Thruxton、Thruxton R。いずれも正統派Bonnevilleの個性を100%もちつつ、モダンな機能とパフォーマンスを備えます。
※日本導入予定はStreet Twin、Bonneville T120、Thruxton Rになります。
搭載されている一新されたBonnevilleエンジンファミリーは、モダン・クラシックなライディングスタイルを念頭に置いて作られ、トルクの大幅なアップ、パワーのよりクイックでエキサイティングな出力、そしてサウンドもより厚みを増し心地よくライダーの全身を刺激します。
それぞれのBonnevilleは独自の新設計シャシーとサスペンションにより、とても魅力的なハンドリングと快適さ、そして操縦性を発揮します。
スタイリングにおいても、Bonnevilleの象徴的な美しさを進化させ、より引き締まった巧みなスタイリングを実現しました。
Triumphが1956年にモーターサイクルの地上速度記録を打ち立てたユタ州のSalt Flatsに由来する名称である “Bonneville” はブリティッシュ・スーパーバイクの元祖であり、真のモーターサイクルのシンボルとして世界中で認められました。
その最も有名で特徴的なシルエットをもつモーターサイクルのストーリーに新たなるチャプターが加わります。それが新生 Bonnevilleです。これは一からはじめた4年に渡るプロジェクトで、トライアンフとしては前例のないスケールでデザイン、エンジニアリング、製造にわたる技術の向上が求められたのです。
【新型Bonnevilleモデルのラインナップ(概要)】
※日本導入の際、仕様が変更になることもございます。
新型Bonnevilleモデルの詳細ページはこちら
1.Street Twin
Street Twinは、Bonnevilleシリーズの歴史の中で最も現代的で、楽しく、親しみやすいモデルです。すべてが新しく開発された高トルク型900 ccエンジンを搭載しています。そのユニークな性格、個性的なサウンド、無駄を削ぎ落としたスタイリング、ダイナミックなライディング体験により、新型Street Twinは今日のライダーにとって最高のBonnevilleで、より個性的にカスタムするための最高のスタート地点と言えるでしょう。
2.Bonneville T120 / Bonneville T120 Black(Blackは日本導入予定無し)
1959年式のオリジナルボンネビルがもつ時を超えた普遍的なスタイルと伝統的な個性が、上品で正統派のBonneville T120とBonneville T120 Black(日本導入予定無し)で蘇ります。いずれも最高水準の品質、仕上げで作り上げられ、本物のモダンクラシックがもつ機能とパフォーマンスにマッチしています。新しく開発されたBonneville 1200 cc高トルク型エンジンを搭載し、燃料供給は美しくデザインされた正統派スタイルのツインスロットルボディによって行われます。
3.Thruxton (日本導入予定無し)/ Thruxton R
新しい1200 cc Thruxton(日本導入予定無し)とThruxton Rは正真正銘の本物としてデビューします。落ち着いた威厳、パワーとパフォーマンスをもつこのバイクは究極のモダンクラシック・カフェレーサーです。美しさを兼ね備えた印象的で正統的なスタイリングをもつと同時に、その伝説的名称に恥じないパワー、パフォーマンス、ハンドリング、ブレーキングを実現させました。
【新型Bonnevilleエンジンファミリー】
新生Bonnevilleファミリーは、すべてにおいて新しいエンジンを搭載します。モダンクラシックなライディングスタイルを念頭に置いて作られ、新しいエンジンはより強いトルクとよりエキサイティングなパワーを生み、より重厚さを増したサウンドは心地よく身体で感じることができます。
3種類のエンジン
・900 cc高トルク型エンジン
新型Street Twin用。3200 rpmという低い回転数でピークの80 Nmを発生するトルクは、より低いところから回転域全体にまでわたってスムーズに発生し、従来のエンジンに比べ、18%のトルクアップを実現しました。
・1200 cc高トルク型エンジン
新型Bonneville T120用。モダンクラシックのライディングスタイルを念頭に置いて作られたこのエンジンは、前世代のT100に比べて54%も高い105 Nmという大きなピークトルクを3100 rpmという低い回転数で発生します。
・1200 ccハイパワーエンジン
新型Thruxton/R用。スロットルを開ければ、間髪を入れずに立ち上がるエキサイティングなパワーと4950 rpmで112 Nmという従来のエンジンに比べてなんと62%もアップしているピークトルク性能をもちます。
新世代システム
全車に対し、ピンポイントの正確さと瞬時のスロットルレスポンスを生むTriumphの新世代ライドバイワイヤ式燃料噴射システム、Street Twinでは36%の燃費向上という大きく改善された水冷システムなど、Bonnevilleにとっては新世代の新機能が装備されます。さらに1200ccモデルではすべてにライダーモードが装備され、操縦性がさらに強化されます。
本格、正統のブリティッシュツイン・サウンド
各モデルには個性あるエグゾーストノートをもつまったく新しい排気系が装備され、各車がもつ個性に合わせ、チューンされたサウンドを用意しました。
より美しいスタイリング
オリジナルBonnevilleの系譜をもつデザインは、より洗練され、シャープでスマートに、そして丹念に作り込まれ、1968年式や1959年のオリジナルBonnevilleに通じるクラシカルさを忠実に受いずれも高品質の仕上げと小さなディテールまでのこだわりがアイコニックな外観をさらに高めています。
さらなる機能
ライディングを重視したテクノロジーがバイクのスタイルや個性を犠牲にすることなく、ごく自然にスマートに組み込まれています。一例としては、ABS、トラクションコントロール、スリップアシスト機能付クラッチ、ライドバイワイヤスロットルとライダーモード(1200ccモデルのみ)、個性的なLEDリアライト、USB充電ソケット、エンジンイモビライザー等があります。
まったく新しい、一から新設計されたシャシーデザインは各モーターサイクルで独自設計され、さらに新型サスペンションとジオメトリーを採用し、新型モデルはいずれも向上したハンドリングと安定性が、それぞれのスタイルと個性に合った形で与えられます。
自分だけのBonnevilleを作り上げるための方法
新しいBonnevilleカスタムアクセサリーシリーズは、スタイリッシュでハイクオリティーな470アイテム以上の魅力ある商品をご用意。今までにも増して、自分だけの一台に仕上げることが容易に可能となりました。一例を挙げると、Vance & Hines製の新しいエグゾーストをはじめ、フェンダーレスキット、スタイリッシュなベンチシートやコンパクトで美しいビュレットタイプインジケータまで、カスタムをお手伝いする、ここには挙げきれないほどの、ガレージ一杯の豊富なパーツの数々をご用意しています。
また、もっと気軽に自分だけのBonnevilleカスタムを始められるために、トライアンフ正規販売店でカスタムパーツ一式を、すべてを装着して完成車としてお渡しできる「インスピレーション」キット(Brat Trackers、Track racers、Cafe racers)をご用意しています。また、クローズドコースでの競技目的として開発されたファクトリー仕様のThruxton R Race Performanceキットも初めて用意されました。
孤高の血統
テキサス生まれのレーサーJohnny Allenの操縦によるTriumph 650 Twin streamlinerが1956年に、二輪の世界陸上速度記録を打ち立てた場所、アメリカ合衆国ユタ州のソルトフラッツにちなんで名付けられたBonneville。1959年に生産が開始されたT120 Triumph Bonnevilleが、元祖のブリティッシュスーパーバイクでした。その伝説的なハンドリングとスタイル、キャラクターと強い個性により、世界中のライダーにとっての正真正銘、本当の本物のアイコンとなりました。
Triumphが今回発表する新型Bonnevilleの5機種は、有名でかつ不変のトライアンフの伝統をそのパフォーマンスとスタイルにおいて忠実に守っています。その起源となるのがブリティッシュモーターサイクルの原点となった500 ccパラレルツインエンジン搭載の1937年Speed Twin 5T。その後マーロン・ブランドが映画「The Wild One(邦題:「乱暴者」)」で乗ったことで有名な1949年式Thunderbird 650、強烈な個性を持つTiger T110へと続き、新型ツインキャブレターをクラス最高峰のパフォーマンスを誇る1959年式Bonnevilleが登場したのでした。
Bonnevilleは、近代モーターサイクルスポーツの創世記において重要な役割を果たすとともに、「木枠(箱)から出たそのままの」姿で<レースウィナー>でした。その実力は、マン島TTレースやフラットトラックレース、International Six Days Trialで実証されています。そして Thruxton 500 シリーズにおいて、レース用 Bonneville がその名称を伝説にまで高めたのです。
誕生当初、 Bonneville はティーンエイジのロッカーやカフェレーサーのサブカルチャーにインスピレーションを与え、イギリス全土のカフェやバーで注目を集めていました。スターやセレブの間でも定番のバイクとなり、スティーブ・マックイーンやクリント・イーストウッド、ボブ・ディランといったスターが特に有名で、現代では自分自身にとっての本物は何なのかを、追求する人々に広く支持されています。
未来をあらわすBonnevilleではなく、Bonnevilleが示す未来
モダンクラシック(ネオ・クラシック)・モーターサイクルに対する関心と人気は高まり、急速に拡大しており、多くのメーカーがこの市場に新モデルを投入しています。
ライダーの観点から考えると、彼らは真の個性と伝統的価値をもち、最先端のテクノロジーや機能を持ち併せた美しく最高のモーターサイクルを求めているのです。
新型Bonnevilleファミリーは、その伝説に新たなるチャプターを加えようとしています。
それは、Bonneville の特徴的な本来の個性を失うことなく、また過去と決別したスタイリングだけの変化なるものでもなく、パフォーマンスの飛躍的向上と本物のライディング性能の追求の先にあるものです。
より美しく、よりパワフルでさらに機能的に。これはTriumphのお客様が求めていたものであり、Bonnevilleの新世代のあるべき姿でもあります。
アイコニックなオリジナルの初代モデルから受け継がれてきたその個性とスタイル、そして現代のライディングに求められるパワー、パフォーマンス、機能を備える新型Bonnevilleファミリー。
伝説の存在はさらに、21世紀に新たなる伝説を刻むこととなるでしょう。