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Moto2 powered by Triumph
ヴァレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、カル・クラッチローなど名立たるライダーがプライドをかけて戦うMotoGP。
そのトップカテゴリーを目指す「世界に最も近い日本人ライダー」中上貴晶選手らが活躍するMoto2。
そのMoto2は、レギュレーションで各マシーンが同じエンジンを使用するよう定められていて、現在はHONDA製600ccのワンメークとなっています。
そんな状況に、ビッグニュースが飛び込んできました。
かねてからの噂通り、2019シーズンよりTriumphがMoto2にエンジンを供給することが決定し、本日正式に発表されました。
排気量765ccのこのエンジンは、ブランニューモデル「Street Triple」に採用されているものをベースに、より吸気効率を高め、更に高い回転数を可能にするために開発されました。
その結果全体のパフォーマンスが向上します。
レース向けにエンジンを適合させるために以下の改良を加えています;
- 最適化されたガス流量確保のために改良された吸気、並びに、排気ポートを備えたモディファイドシリンダーヘッド
- より高回転を実現する、チタン製バルブ、および、強化バルブ スプリング
- 慣性力を軽減する低出力レース キット オルタネータ
- よりギア比の高い1速ギア
- レース専用調整式スリッパー クラッチ
- Magneti Marelli との共同開発による、レース専用ECU
- 改良型エンジン カバーによるエンジン全幅の低減
- ヘッドへのオイル流量確保の為の新型サンプシステム
新エンジンは、2014年、2015年に、マン島TT、デイトナ200、ブリティッシュ スーパースポーツ チャンピオンシップにおいて、数々の勝利をもたらしたDaytona 675Rエンジンの大幅な発展型となります。
2019シーズンが待ち遠しいですね。
この機会に(?)是非Street Tripleの魅力をトライアンフ東京にてご体感ください。
試乗車をご用意して、皆様のお越しをお待ちしております。
R.I.P. #69 Nicky…
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