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信州紀行 (視察編)
10/15(火)- 16(水)、1泊2日で信州に行ってきました。
もともと10/16(水)は日帰りで松本に行く予定だったのです。
元松本市民の私は、この街を今でも故郷のように感じているので、「帰省」に近い感覚です。
あたえられたミッションはみっつ。
M-1:Booyah次号発行に向けての取材をサポートせよ!
M-2:東京から松本までボバーを自走で運び、帰りはタイガーを回送せよ!
M-3:純正クロージングのインプレッションを報告せよ!
大好きな街で華さんに会える!
ボバーもタイガーも長距離を走るのは久しぶり!
しかも、新しいジャケットのお試しまで!
→無表情を装いつつ、秘かに楽しみにしていました。
さらに、その翌週には信州への1泊ショップツーリングも予定されていました。
そんな時に、あの台風でした…。
実際に被害に遭われた方のことを思うと心が痛むばかりで言葉もないのですが…。
ツーリングを決行するにしても中止するにしてもこの目で現状を確かめてからにしたい気持ちと、愛する信州に対する想いで、予定よりも1日早く火曜日の朝にボバーで東京を発ちました。
早朝まで降っていた雨もやみ、関越道・上信越道ともに快調なライディングでした。
ただし松井田妙義ICから先には行かれません。
平日の午前中なのに、出口は渋滞してます。
一般道も、ご存知のように あちらこちらで通行止め。
迂回すれば大渋滞。
やっと抜けたと思ったら、土砂崩れや泥だらけの路面。
すれ違うのは災害復旧支援の自衛隊車両。
こんな時にバイクを走らせていて良いのだろうか?と、自らに問いかけてしまいました。
ツーリングライダーとすれ違っても、とてもサインを送る気にはなれませんでした。
それでも、見上げれば青空。
風は少し肌寒いですが、台風の影響が少なかったエリアには秋らしい景色が広がっていました。
路面だって、きれいなところは本当にいつも通りの状態です。
でも、調子に乗ってコーナーに飛び込むと、その先には泥が積もっていたり、池になっていたりして…。
美しい風景とのギャップに、戸惑うばかりでした。
なんとかツーリング決行に向けての方策はないかと考えながらも、安全がもちろん最優先です。
ボバーを走らせながら迷いましたし、難しい判断でもありましたが…。
その日の午後早くには中止の決断をし、ショールームと関係各方面(宿泊先など)に連絡を入れました。
その時点で万座温泉の手前にいたのですが、さぁこれからどうしよう?
引き返すのも癪だし、そのまま予定されていたルートをトレースすることにしました。
志賀草津道路から
渋峠
外気温は、1℃
ってゆーか、前見えねーし
スノーシェルターの中では、泥がシャーベット状になっていました。 アブナイアブナイ
ゆっくりゆっくり ふもとまで下りるとともに
木々は色づき始め
ゲレンデの周辺では、紅葉も楽しめました。
でもすっかり身体が冷えてしまったので、そこからは一気に松本へ。
正直、あまり楽しいツーリングではありませんでした。
でも、見ないで可否の判断をするのはイヤでした。
ここに来る必要があったし、来てよかったと思っています。
被災された方々に一日も早く穏やかな日常が戻ることを祈りつつ、来年こそ このツーリングを実現できるよう願うばかりです。